ロールと階層
ロールは、連携システム内での役割・操作を表します。CONSOLE のシステム詳細画面では「権限」と表示されることがありますが、ここでは「ロール」と呼びます。
具体的な名称は users:read や books:edit のような文字列であることが多く、これらは Nogiku 側で自由に決めるものではなく、連携システム側で規定された識別子です。
ロールの基本
各ロールは、必ず1つの 連携システム に属します。システムをまたいだロールはありません。
ロール名や階層の設計方針は、連携システムの担当者とすり合わせたうえで CONSOLE に登録します。登録しただけでは誰にも権限は付きません。ユーザーまたはグループへの 権限付与 が必要です。
各項目の意味と注意点
役割名(ロール名)
連携システムが定めた、ロールを識別する文字列です。
- 一覧や権限付与の選択肢に表示されます
- 命名規則や意味はシステムごとに異なります。新規登録時は連携システムの担当者に確認してください
フルネーム
システム内でロールを一意に識別するための内部的な名前です。階層がある場合、親ロールのフルネームと子ロール名を : で連結した形になります(例:親 roles、子 edit → roles:edit)。
連携システムに渡すときも、このフルネーム(またはそれに相当する形式)が使われることがあります。通常の運用では役割名を意識すれば足りますが、同名のロールを階層で区別するときに参照されます。
ロールの階層(木構造)
リニューアル版 Nogiku の特徴のひとつが、ロールの階層構造です。階層の要否や親子関係も、連携システム側の設計に従います。
users(親)
└─ read(子) … フルネーム users:read
└─ list(孫) … フルネーム users:read:list親子関係
- 親ロール … 上位の役割
- 子ロール … 下位の役割(親の下にぶら下がる)
継承(inherit)
子ロールには継承の設定があります。
| 継承 | 意味 |
|---|---|
| 有効 | 親ロールに付与された権限を、子ロールも受け取る |
| 無効 | 親とは独立。子ロールに直接付与された権限だけが有効 |
継承が有効なとき、親 users に付与すれば、子 read や孫 list(フルネーム users:read / users:read:list)も自動的に付与された状態として連携システムに伝わります。
継承を使うとき
「上位ロールを持てば下位の権限も当然持つ」という設計に向いています。逆に、親と子でまったく別の権限にしたい場合は継承を無効にします。
設定手順
ロールを登録する
- システム画面 で対象システムを開く
- 連携システムの担当者とすり合わせたロール名を、ロール一覧に追加する
- 保存する
INFO
CONSOLE に登録する名称は、連携システムが期待する文字列と一致している必要があります。勝手に別名を付けると、システム側で権限が認識されません。
親子関係を設定する
- システム詳細画面のロール階層ツリーを開く
- 子にしたいロールを、親ロールの下に配置する
- 必要に応じて継承のオン・オフを切り替える
ロールを削除する
子ロールが存在するロールは削除できません。先に子ロールを削除するか、親子関係を解除してから削除してください。
WARNING
ロールを削除すると、そのロールに紐づく権限付与もなくなります。利用者がいるロールの削除は慎重に行ってください。